フライパン自家焙煎のやり方のコツ

フライパン焙煎のコツ コーヒー

コーヒーの焙煎って難しいんじゃないの?

コーヒー豆って買ってくるもんじゃないの?

いやいや。ご家庭で自分でできますよ。

ほんと!でも難しいんじゃないの?

大丈夫です。フライパンとか網とかあれば。

あとは、冷やすためのドライヤー扇風機それから、ステンレス製のザルなんかあればいいですね。

それなら簡単に揃えそう。

一度チャレンジしてみようかな?

教えてくれる?

では、やってみますね。私のやり方でもあるので、自分なりに工夫してみてください。

あ、台所などで焙煎するときは、換気扇を回して煙に注意してくださいね。

は~い。じゃ教えてくださいね~

ということで、ご家庭にあるものでコーヒー豆を焙煎してみましょう。

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そんなに難しいことではありません。

丁寧に説明していきます。

今回はフライパン焙煎で解説します。

準備するもの

  • フライパン(IHの場合はIH対応品)
  • 竹ヘラ(かき混ぜるため)
  • カセットコンロ(台所でできる方は、IHコンロ又はガスコンロ)
  • ステンレス製のザルもしくはバット(焼きあがったコーヒー豆を冷やすため)
  • 電動→ドライヤー、扇風機 手動→うちわ (焼きあがったコーヒー豆を冷やすため)
  • キッチンタイマー(ストップウォッチなどの経過時間がわかるもの)
  • 軍手(火傷防止用)
  • コーヒー生豆

生豆以外は、ほぼご家庭にあるもので大丈夫です。

フライパンなどは、使い古した古いものでもとりあえず大丈夫ですが、深さがあるものを選ぶ方がよいでしょう。(かき混ぜているとついつい生豆が飛び出してしまうため)


ドライヤーや扇風機などがあれば楽ですが、うちわなどでも十分使えますよ。

軍手は必需品と考えてください。

思った以上にコーヒー豆は熱くなります。フライパンもかなり熱を持ちます。火傷には十分気を付けてください。

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生豆について

コーヒーの生豆ってどこで買うの?

そう思った方も多いと思います。

コーヒーの生豆は、Googleで「コーヒー 生豆」と検索したり、大手ショッピングサイト、Amazonさんや楽天さんで「コーヒー 生豆」と検索すれば出てきます。


また、「生豆本舗」さんや、「松屋珈琲」さんといった少量からコーヒーの生豆を販売していただけるサイトもあります。よろしければご覧ください。

コーヒー豆について

コーヒー豆は、水分やショ糖、アミノ酸、カフェイン、クロロゲン酸といったものが含まれています。


焙煎を行うと、水分はほとんどなくなり、ショ糖・アミノ酸はほぼ消滅、クロロゲン酸は減少、カフェインはほぼ変化なしといった現象が起こり、重量が、最大約20%減少します。


ということは、100gの焙煎豆が欲しいとなると、約130gの生豆を用意しなければならないことになります。

ハゼについて

コーヒー豆を焙煎するときに欠かせないのが、「ハゼ」と呼ばれる現象です。


「ハゼ」は、生豆に熱を加えると、豆の膨張が始まり、水分や成分が急激に外に出ようとした現象が起こることにより、「パチパチ」といった音がします。この現象を「1ハゼ」と言います。

その後、1ハゼが終わったら、次は、豆が焼けた時に発生する二酸化炭素が外に出ようとする現象が起こり、「ピチピチ」といった音がします。これが「2ハゼ」と呼ばれるものです。

焙煎は、この1ハゼと2ハゼの間~2ハゼ終了くらいまでの間で調整します。

なぜかというと、1ハゼより前で焙煎を止めると、生臭い香りがする、浅煎り過ぎる豆になります。

また、2ハゼが完全に終わってから焙煎を止めると、炭?と思えるくらいのに真っ黒コーヒー豆が出来上がります。

ま、両方ともコーヒーとして十分飲める範囲なんですけどね。

目標

コーヒー豆を焙煎するときは、目標を決めるといいかもしれません。

今回、例を挙げて目標を掲げてみたいと思います。

  • 出来上がりを100g用意する
  • フライパンをなるべく振らない(豆飛び出し注意)
  • 1ハゼと2ハゼを明確に聞く(聞こえない時がたまにあります)
  • 焙煎度合はシティーロースト(中深煎り)とします

焙煎開始

豆の計量を行っているところ。130g
豆の計量

0分

焙煎開始。予熱開始。

フライパンは事前に軽く予熱をしておく。

フライパンに洗って水をよく切ったコーヒー豆130gを入れる。

火は弱火。

5分間豆全体に熱を加えていくイメージでかき混ぜる。

まだ焦げる心配は無いのでかき混ぜることに神経質にならなくても大丈夫。

豆はまだ手で十分触れるので温度をチェックすることも可能。

フライパンで豆を煎っている状況
フライパンで豆を煎っているところ

5分

5分経過。

豆全体に熱が加わったら予熱完了。

火傷しないように軍手を付けておくこと。

火を中火に上げる。

熱がどんどん伝わっていくので竹ヘラでどんどんかき混ぜてください。豆飛び出し注意。

私は、結構豆が飛び出しました・・

手を休めると焦げるので疲れた時は、コンロから少し離しても大丈夫。ぼちぼち休憩しながらいきましょう!

3分間しっかり炒めて?ください。

臭いが青臭い匂いがしてきます。熱が伝わってきている証拠です。

だんだんとコーヒーのいい香りがしてきますので、頑張りましょう!

8分

8分経過。

豆はもう素手では触れないくらいに熱くなってきています。火傷に注意してください。

ここから少し火を下げます。

火は中弱火に下げる。

一度気合を入れたコーヒー豆を休ませてあげます。

人間もそうですが、気合を入れられたままであれば疲れ切ってしまいます。

コーヒー豆も生き物。気合を入れたら少し休ませます。

ですが!休ませすぎるとだらけますので。

表面温度は上がりきらないように、熱が下がらないように、飴と鞭です。

ここで、一気に温度が上がってしまうと、1ハゼが始まります。

ここで1ハゼが始まってしまうと、内部まで十分に火が通らずに表面が焼けてくるため、内部が生焼け状態となり、青臭さの原因となります。

気合を入れたら少し休ませましょう。約2分間です。

10分

2分間休ませたら、また火を中火にします。

さて、気合の入れ直しです。

ここから、焙煎をする人も約3分気合を入れてください。

油断していると、一部だけ真っ黒なコーヒができてしまいます。

コーヒー豆の色や臭いに注意しながらしっかりとかき混ぜてください。

ここから3分以内に「1ハゼ」を発生させます。

1ハゼが始まったら、できるだけ混ぜてハゼが終わらないように粘っていきましょう。

目標は2分ハゼを継続させることです。

また、この間は、チャフ(コーヒー豆の外皮)が剥がれ落ち、フライパンに溜まってきます。

豆の温度を下げないように、うちわなどでチャフを飛ばしてください。

扇風機などを使うと、豆の温度が下がってしまいますので、うちわがおすすめです。

なぜチャフを飛ばした方がいいかというと、フライパン内の温度は上がり、ハゼを起こすための温度約210℃までになります。

この温度くらいまでなると、チャフはフライパン内で燃え出し、煙を上げます。

この煙がコーヒ豆を燻し、煙臭さの原因となります。

それがいいときもあるのですが、できるのであれば取り除いた方がいいですね。

13分~14分

1ハゼが終了した時間と思ってください。

1ハゼが終了すると、気合を抜きます。

なぜか。もう結構体力を奪われている豆に最後の喝を入れるため、十分に休ませることにします。

1ハゼ終了から火は超弱火

1ハゼ流量から2分間は十分に休ませてあげてください。

15分

2ハゼの準備。

火力は再び中火

最後の〆じゃ~~~~~

とばかりに、気合を入れます。

焙煎人も気合を入れます。絶対焦がさないようにしっかり豆を見てかき混ぜ続けてください。

最後の気合です!

そうすると、「ピチピチ」といった音が出てきます。

あとはお好みに合わせて焼き止めしてください。

焙煎は焼き止めが終わったあとは、冷却しないと焙煎が進んでしまいますが(自分の熱で)冷却が終わると、焙煎度は少し弱い方向に向きます。

その辺の調整を体験してください。

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焙煎結果

焙煎結果。重量測定しているところ。101gとなりました。
重量の測定101g

目標の100gを達成しました。

豆の色もいい感じですが、チャフを取り除く作業が足りなかったため、少々煙臭く感じました。

次回の反省点ですね。

最後に

最後までご覧いただきありがとうございました。

焙煎は誰でも簡単にできます。

自分でコーヒーを焙煎して、飲む。

贅沢な時間ですよね。

ぜひ一度試してみてください。

きっとコーヒーがもっと好きになれると思いますよ。

焙煎した~とか、こんな方法あったよ~とかありましたら、ぜひコメントください。

いいね!などもいただけると嬉しいです。

ありさん&ありんこ共々楽しみに待っております。

それでは、また次のブログでお会いしましょう!

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