年末年始の縁起物は色々ありますね。
そんな中でアートフラワーでできるものといえば「南天」です。
南天って葉っぱがものすごく多くて大変そう、なんて声も聞こえてきますが、実は葉っぱは3種類のサイズだけなのです。
組み合わせや数を変えることで大きくも小さくも仕上げる事ができます。
今回は下駄箱の上なんかにちょこんとと置くのにちょうどいいミニサイズを作っていきます。
【準備するもの】
準備するもの
・ベタ塗りしたニューサテン生地→普段なら切り抜いてから染色しますが、南天のように数が多い場合は先にベタ塗りしてから必要枚数切り抜きます。裏貼り用にも使うので多めに用意しましょう。
・大中小3種類は葉→大6、中8、小8枚
・28番ワイヤー→葉と同じ色に染色
・南天の実→19個
・茎布に使う薄絹→葉よりやや暗めの色で染色します
・ハードタイプのコテ板
・1筋コテ、弁コテ
・ボンド
【作りかた】
葉の裏にワイヤーを貼ります。
このニューサテンという生地は表裏がわかりにくいですが、テカリのある方が表ですので、間違えないようにしましょう。
ワイヤーはミニサイズ南天だと四分の一の長さに切って使います。
裏貼りをします。
この時も表裏を間違えないようにしましょう。
コテあてしたときに取れないようにワイヤーの部分は忘れずにボンドをつけてください。
空気が入ると仕上がりが美しくないので、指でトントンと押して、きれいに貼り合わせましょう。
完全に乾いてから切り離します。
コテあてはハードタイプのコテ板を使います。
弁コテを当てるときは裏貼りがあるので、強めに当てることを意識しましょう。
丸みがつきにくいと思うときは、コテ板の裏に手を当てて、持ち上げて当ててみるとよいでしょう。
筋は葉の根元からスッと消すように先に向かって消すように当てると自然な仕上がりになります。
葉の組み方はイラストのようになります。
先に下の3枚を組んでから巻き込んでいきます。
同じものを2つ作りましょう。
実をまとめますが、葉と同様に先に3個付きを4本用意してから巻き込んでいきます。
実は立体的になるように前後左右ふりわけます。
時々離れて見てバランスを確認するとよいでしょう。
南天の実は先にワイヤーが飛び出ているので、指を怪我しないように注意してください。
実を巻き終わったら、葉を巻き込んでいきます。
どのくらいの長さに仕上げたいのかで位置を調整しましょう。
巻き終わったら実や葉を広げて完成です。
【まとめ】
南天の作り方はいかがでしたか?
南天の花言葉は「福をなす」「良い家庭」だそうですが、どちらかというと「難を転ずる」という言葉のほうが有名ですね。
いずれにせよ縁起物で、お正月飾りや玄関飾りにぴったりです。
下駄箱の上にちょこんと置いても可愛いですし、いくつか数を増やしておくのもいいですね。
こんなふうに作ったよ、葉っぱの数増やして大きくしたよ、などなどのコメントをいただけたら嬉しいです。
今までもいくつか作り方の解説をしました。
撮影しながらの作業になるので、お待たせはしてしまいますが、これからもいろんなお花の作り方解説をしたいと思いますのでお楽しみに。
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