アートフラワーの薔薇の【ヘリ返し】方法4選

アートフラワーの薔薇のヘリ返し アートフラワー

【ヘリとはどこ?】

ばら1

薔薇の種類についての記事の中で、ヘリ返しという言葉が出てきました。

ありんこには馴染み深い言葉なのでついつい忘れていましたが、そもそも花弁の「へり」ってなんだろう?という方もいらっしゃったようです。

そこで今日はヘリとはなんだろう、どこだろう?からヘリ返しの仕方や実際に薔薇の種類とコテの当て方などをどう組み合わせて使うのかを解説したいと思います!

もしわかりにくいようでしたら、薔薇の種類の記事も併せてお読みください。

【ヘリ返しの仕方】

薔薇の花びらのヘリというのはこの部分を言います。

ばら2

花弁の上の端っこ部分ですね。

もっとも端っこというよりは上の部分全てといってもいいかもしれません。

場所がわかったところで、ヘリ返しの仕方はa~dの4つあります。

・a→ヘリ返しコテをつかう

へりa

コテ先に専用のコテがあります。

コテ先の種類に関してはコチラの記事をお読みください。

4つの中で一番ふんわりとした仕上がりになります。

・b→指先でよる(丸める)

へりb

こよりを作る要領で指を湿らせてから丸めるのがポイント。

このような作業を「よる」と言います。

・c→指でひねる

へりc

前後につまみながらひねりますが、力加減に気をつけないと、生地がほつれるか破れます。

互い違いにつまむのがポイント。

・d→ピンセットでフリルセットをする

へりd

ピンセットをコテの本体の軸穴に入れて熱して挟みながらひねります。

指は奥側に引っ張りつつ、ピンセットは手前に傾けるのがやりやすいです。

指でひねるよりも細かいフリルになります。

ピンセットの先は大変高温になっていますので火傷にはご注意ください!

【薔薇の種類と組み合わせ】

このヘリ返しとコテの当てる位置の組み合わせで剣弁、丸弁、半剣弁の薔薇の花弁ができます。

当てるコテは球コテです。

花弁のサイズによって球の大きさは変えましょう。

・丸弁の花弁

丸弁

・剣弁の花弁

剣弁

・半剣弁の花弁

半剣弁

手書きで解説を書いた横に実際にその通りにコテあてとヘリ返しをしたものを並べてみました。

丸弁に関してはヘリ返しというよりはしわ寄せですね。

もちろん、一番外側の花弁は少しでもヘリ返ししたら丸弁の薔薇の枯れていく様子を表現できますよ。

薔薇はどの形にも共通しているのですが、外に行くほど玉コテの丸みは大きく、ヘリ返しは弱くしたほうが開花からの時間の経過を表現しやすいです。

ボンドを付けるときも、外に行くほど根元のみ付けて花弁同士が離れて配置できるようにします。

このあたりは数をこなしてコツを掴むしかないですね。

下に書いてある切り込みは重ねてボンドで貼って丸みの表現をしますが、切込みが深く、重なりが多いほど丸丸とした花弁になりますが、サイズが少し小さくなってしまいます。

型紙を作るときはそのあたりも考慮しましょう。

【まとめ】

薔薇に限らず、1つのお花を作るにあたっては色んな技術の組み合わせをしています。

市販のアートフラワーの本などでも各先生がたはアップ写真つきで解説されていますが、わかりにくいなと思っても質問できないことに不満も持つ方もいらっしゃるかもしれません。

実際は教室などで実物を見たり触って解説できたら一番ですよね。

このブログは少しでもわかりやすく!という思いで画像なども工夫しているつもりですが、もしわかりにくいようでしたらコメントいただけると嬉しいです。

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