こんにちは、「ティアレ」です。
今回は、コーヒーの風味や口当たりに大きく関わる**「コーヒーオイル」**についてご紹介します。
特に、エスプレッソを美味しく淹れたい方には必見の内容です!
コーヒーオイルとは?
コーヒーオイルは、焙煎されたコーヒー豆に含まれる**天然の脂質(油分)**です。
豆の10〜15%ほどを占め、焙煎が進むと徐々に豆の表面に現れてきます。
このオイルには、香り・コク・余韻などの「おいしさ」がぎゅっと詰まっています。
コーヒーオイルの特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
香りの宝庫 | 油に溶け込む香気成分が多く、豊かなアロマを生む |
コクの決め手 | 舌触りに厚みを加え、深みとボディ感がアップ |
酸化しやすい | 空気や光に触れると劣化しやすく、注意が必要 |
オイルがしっかり感じられると、**「濃厚でなめらかな口当たり」**になります。
抽出方法によって、オイルの感じ方が変わる?
はい、使用する器具やフィルターの種類でオイルの抽出量が大きく変わります。
抽出方法 | オイルの出方 | 特徴 |
---|---|---|
フレンチプレス | ◎(そのまま抽出) | コク深く重厚な味わい |
ネルドリップ | ○(やや通す) | やわらかでしっとり |
サイフォン(金属) | ○ | 立体的な風味に |
ペーパードリップ | △(多くが紙に吸着) | スッキリした後味 |
エスプレッソに「オイルの多い豆」は向いているの?
✅ 結論 → とても向いています!
理由は以下の3つです。
① クレマが濃厚になる
エスプレッソの魅力「クレマ(泡の層)」は、
オイル+微粉+ガスのバランスで生まれます。
オイルが多い豆を使うことで、厚みのある美しいクレマがしっかり立ち、見た目にも味にも深みが増します。
② コクとボディ感がアップ
エスプレッソは短時間・高圧で抽出されるため、
コーヒーオイルの風味成分がぎゅっと凝縮されます。
結果として、濃厚でなめらか、重厚な一杯に仕上がります。
③ 深煎り豆との相性が良い
コーヒーオイルは深煎りになるほど豆の表面に出やすく、
焙煎が進むことで香ばしさと油分がより豊かになります。
深煎り+オイルリッチな豆は、まさにエスプレッソにぴったりです。
エスプレッソにおすすめの「オイル豊富な豆」
豆の名前 | 特徴 |
---|---|
マンデリン | 重厚なコクとスパイシー感、クレマも◎ |
ブラジル(ナチュラル) | ナッツ香とオイル感、ベースに最適 |
モカ・イルガチェフェ(ナチュラル・深煎り) | 華やか+オイリーな深煎りで個性派 |
ケニアAA(深煎り) | フルーティーとビターが共存、オイルとの相性良し |
コロンビア・スプレモ | 甘みと苦味のバランス、クレマに厚みが出る |
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注意点:オイルが多い豆を使うときのコツ
- 新鮮な豆を使用(酸化に注意)
- マシンの洗浄をこまめに(油分が溜まりやすい)
- 挽きすぎ注意(オイルが詰まりの原因になることも)
まとめ
コーヒーオイルは、コーヒーの味・香り・余韻を豊かにする大切な存在。
特にエスプレッソでは、このオイル感がクレマやボディ感に直結し、
豆選びのポイントにもなります。
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