以前に鉄分補給のお話をしたときにご紹介した南部鉄器ですが、ちょっとしたおていれについて語りたいと思います。
南部鉄器の茶瓶(鉄瓶)は、しっかりと手入れすれば一生使える伝統工芸品。
「サビそうで不安…」という方も、ポイントを押さえれば安心して日常使いできます。
この記事では、使い始めから日々のお手入れ、NG行為まで分かりやすく解説します。
南部鉄器の茶瓶とは?
南部鉄器は岩手県の伝統工芸品。重厚で美しい風合いに加えて、お湯がまろやかになると人気です。
鉄分補給にも役立つと言われていますが、正しいお手入れが必要です。
【使い始め】最初にやるべきお手入れ
- 水を入れて2〜3回沸騰させて捨てる
→ 鉄臭さを抜きます。 - 外側を乾いた布で軽く拭く
→ 塗装面を傷つけないように優しく。
※内側は洗わずそのまま使いましょう。
【毎回】使ったあとのお手入れ方法
■ 1. お湯を捨てる
使用後は、すぐに中のお湯を捨てるのが鉄則。
■ 2. 余熱で自然乾燥
蓋を開けたまま置いておけば、余熱で内部がしっかり乾燥します。
■ 3. 外側は乾いた布で拭く
水気を残さず、風合いを保つためにも水洗いは避けるのがベスト。
【NG】やってはいけないお手入れ
- 中性洗剤で洗う
→ 湯垢が落ちてサビやすくなります。 - 空焚きする
→ 変形・塗装はがれの原因に。 - 冷水をすぐに注ぐ
→ 急な温度変化でヒビの原因になります。
湯垢とサビの関係
使っていると**白っぽい膜(湯垢)**がついてきます。
これはサビを防ぐ天然のコーティングなので、落とさずにそのままでOK!
逆に洗いすぎるとサビやすくなります。
使わない時の保管方法
長期間使わないときは、
- 内部までしっかり乾かす
- 新聞紙に包んで風通しの良い場所に保管
でOKです。
まとめ|毎日使うのが一番のケア
南部鉄器の茶瓶は、毎日使うほどサビにくく、育っていく道具です。
面倒なお手入れはほとんどなく、「使って乾かす」だけ。
鉄瓶ライフを気軽に始めてみませんか?
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