今回はアートフラワーではないのですが、染色の参考になる紫陽花の中でも秋色アジサイについてお勉強です。
咲いたばかりの鮮やかなアジサイも素敵ですが、時間とともに深みを増す「秋色アジサイ」は、また違った美しさを持っています。
この記事では、秋色アジサイとは何か?その色の変化の理由、楽しみ方や育て方のポイントまで詳しくご紹介します。
🌸 秋色アジサイとは?
「秋色アジサイ」とは、あじさいの花が咲いたあと、夏から秋にかけてアンティーク調の色へ変化していく姿のこと。品種名ではなく、園芸店や花屋さんなどで使われる流通名です。
🟢 代表的な色合い:
- くすんだブルーやグリーン
- 渋みのある赤や紫
- ブラウンがかったピンク
🌿 見た目の変化だけでなく、落ち着いた色合いがインテリアやドライフラワーとしても人気なんです。
🧪 なぜ色が変わるの?秋色になる条件とは
あじさいが秋色に変化するには、いくつかのポイントがあります。
条件 | 内容 |
---|---|
☀️ 日照と風通し | 半日陰で風通しのよい場所が最適 |
🕰 咲いた花を長く残す | 剪定せずに花を残しておく |
🌱 株が健康であること | 栄養バランスが整っていると美しく色づく |
💡 色が変わる理由は、花の老化に伴う色素変化や乾燥による花弁の変質が関係しています。
💐 秋色になりやすいおすすめ品種
秋色を楽しみたいなら、次のような品種が人気です。
品種名 | 特徴 |
---|---|
アナベル | 白→グリーンに変化。シンプルで人気 |
ダンスパーティー | ピンク系から深みのある赤紫に |
西洋アジサイ | 濃い青や紫がアンティーク調に変わりやすい |
万華鏡 | 淡いグラデーションが秋まで楽しめる |
✂️ 秋色アジサイの楽しみ方3選
① ドライフラワーにする
- 花が硬くなったらカットのタイミング
- 風通しの良い場所で逆さ吊りにするだけでOK
② 切り花として飾る
- アンティークカラーのアジサイは和洋どちらの空間にも◎
- 花瓶に活けるだけで季節感たっぷりのインテリアに
③ 庭で色の変化を観察する
- あえて剪定を遅らせて秋まで色の移り変わりを楽しむ
🌿 育て方のコツと注意点
秋色に育てたいときは、以下のポイントを意識しましょう。
- 花後すぐに剪定しない(8月頃まで花を残す)
- 真夏の直射日光を避ける
- 水はけと風通しを意識した用土に
- 肥料は控えめに(葉だけ茂りすぎるのを防ぐ)
💡 秋色アジサイにするには「待つこと」が大切。じっくり見守るのがポイントです。
🍂 秋を告げるナチュラルな彩りをお庭に
秋色アジサイは、季節の移ろいを感じさせてくれる花。お庭や玄関先にそっと飾れば、いつもの風景に上品な変化をもたらしてくれます。
ナチュラルでクラシックな雰囲気が好きな方には、特におすすめの楽しみ方です。
✅ まとめ
- 秋色アジサイは、夏から秋に変化する「自然なアンティークカラー」
- 品種名ではなく、咲いた花が時間とともに色あせた状態を指す
- 剪定を控え、花を長く残すことで美しく色づく
- 切り花やドライフラワーとしても人気
秋の訪れを告げる、しっとりとした色合いのアジサイ。今年はちょっと咲かせ方を変えて、秋色のグラデーションを楽しんでみませんか?
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