【初めての方へ】
アートフラワーってなんだろう?と思われる方が多いのではないでしょうか。
アートフラワーとは造花のことです。
天然素材やレーヨン系の生地を一枚一枚手染めで着色、コテあて、組み立てという工程を経て作ります。
今日は「アートフラワー」がどんなものか、造花との違い、どうやって使われるのか等などについて解説したいと思います。
【アートフラワーとはなにか】
アートフラワーとは「布、紙などを使い本物に似せて作った花、造花」です。
素材は綿や絹、レーヨン、ポリエステルでできており、葉や茎の部分に金属のワイヤーが入ったものもあります。
ボンドやテープを使って組み立てます。
アートフラワーはアーティフィシャルフラワー、シルクフラワー、造花、布花すべての総称になります。
【生花との違いはなにか】
アートフラワーは生花と違った利点があります。
- 水やりやお手入れが不要
- いつまでも枯れないので経済的
- 水や花粉がないので虫や雑菌が繁殖せず衛生的
- 生花にはない形や色を表現できる
といったところです。
ただし取り扱いには注意も必要になります。
詳しくは↓の記事になりますが、湿気と高温は厳禁です。
【ありんこの作る布花とはなにか】
ありんこはアートフラワーのなかでも特に「布花」といわれるものを作ってご紹介していきます。
布花は生地を1枚1枚カットして手染めの染色を施し、コテあて、組み立てといった工程で作られます。
量産には向かない分、柔らかく深みのある自分だけのオリジナル色調と他に類を見ない風合いは布花がもつ最大の魅力です。
最近はシルクフラワー(一般的な造花)もアートフラワーと呼ばれ、差別化をはかるために布花を別に呼ぶことにします。
【どのように飾るのか実例】
ワイヤーが入っているので自由自在に曲げる、短く切る等などの飾り方ができるのが魅力です。
水を上げる必要がないので、ドライフラワーのように逆さにすることもできますし、丸めてリースにすることもできます。
コサージュなどはアートフラワーの代表例と言えるでしょう。
【注意が必要な取り扱い】
布でできていて1枚1枚染料で染色したパーツをコテ当てしてボンドで組み立てるという説明はすでにしました。
熱でコテを当てるといってもプラスティックやナイロンと違って、取り扱いに注意が必要です。
濃い色の服を選択して経験された方もいるのではないでしょうか?
水にぬれると色が落ちるのです。
【濡れるとどうなる?】
アートフラワーは水気に大変弱いです。
なぜなら染料は耐水性のものではないからです。
洗面台付近に飾っていたらいつのまにか水が飛んで水玉のように色落ちしていたなんてことも。
ホコリが溜まっていたので水洗いされて色落ちしてしまった方も。
ホコリがついた時はやわらかいハケで落としてあげてください。
【直射日光に当たるとどうなる?】
インテリアとしてお楽しみいただくという特性上、窓際に置かれる方も多いのではないでしょうか?
あまりに強い直射日光や照明に長時間当たると色褪せが起こります。
色褪せはたしかにアンティーク調の味わいがあってよいものです。
しかし知らずに退色してしまい鮮やかな色が好きだったのに!となるのも悲しいものです。
直射日光の当たりにくい場所で楽しんでください。
【曲げたりするとどうなる?】
花弁や葉っぱにはワイヤーが裏貼りしてあり、それらは自由に曲げることで表情がでます。
最初は花瓶に生けて楽しんでいても飽きることもあるでしょう。
切ったり丸めてリースのようにして楽しむことも、躍動感あふれる形に変えて楽しむこともできます。
しかし金属の特性上、何度も曲げ伸ばしすることで折れることもあるので注意が必要です。
【時間が経つとどうなる?】
布というのは水分を吸ってくれますよね。
コテを当てた後は通常は硬化剤を使います。
しかしどんなに硬化剤をしても完全にガードできないのが空気中の湿気です。
空気中の微量な水分を繊維が吸収してしまいます。
そうするとコテのくせづけがとれたり、重心が下がってしまいます。
くせづけが柔らかくなるのでそういった状態を好む方ももちろんいらっしゃいます。
しかし「こうなるんだ」というのは知っておいてください。
【対策】
ありんこはお買い上げいただいた方には注意書きをお渡しするようにしています。
このような特性を知って、長く自分だけのアートフラワーを楽しんでいただきたいです。
【まとめ】
手間ひまはかかりますが、世界にひとつだけの花を作るのはとても楽しいものです。
取り扱いに関しては、注意が必要な4点を解説しましたが、神経質になる必要はありません。
せっかくのアートフラワーですから、楽しみながら暮らしの中にとけこませてほしいです。
ありんこはアートフラワー(布花)の魅力をブログを通して皆様にお届けしたいと思っております。
ブログを書くにあたっては作り方を紹介するだけではなく
・みなさんの疑問に答えられるような記事
・役に立つ記事
を書くように心がけたいと思いますので、コメント等などいただけると嬉しいです。
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