☕ いつの間にか変わっていた「コーヒーの砂糖」
昔の喫茶店といえば、小皿にトングと角砂糖が定番でした。
けれど、気がつけばスティックシュガーが主流になっています。
いったい、いつから・なぜこの変化が起こったのでしょうか?
📜 スティックシュガーの始まり
- 1950年代(海外)
欧米で個包装の砂糖が登場。
ホテルや飛行機内で提供され、清潔で便利と評判に。 - 1970年代後半(日本)
ファミリーレストランやセルフ式喫茶店が広まり、
「個包装で衛生的」なスティックシュガーが少しずつ導入されます。 - 1980年代(普及期)
日本のメーカーが本格的に生産を開始。
ホテル・航空会社向けから、一般の喫茶店やレストランにも広がりました。 - 1990年代(完全定着)
ドトールなどのセルフ式カフェ、コンビニコーヒーの登場で
「角砂糖→スティックシュガー」への転換が決定的になりました。
🟫 なぜ角砂糖からスティックシュガーへ?
1️⃣ 衛生面の配慮
角砂糖は小皿に盛りっぱなしでホコリや湿気の心配がありました。
スティックは 個包装なので清潔&安心。
2️⃣ 管理とコストの簡略化
角砂糖は数を数えたり補充したりが手間でしたが、
スティックなら 箱から出して置くだけ。
3️⃣ コーヒー文化の変化
1970年代以降、アイスコーヒーやガムシロップ文化が広がり、
「サッと使える」「持ち帰れる」スティックタイプが便利とされました。
🌟 角砂糖とスティックシュガーが共存する場所
今でも老舗の純喫茶やホテルのティーラウンジでは
角砂糖とトングが添えられることがあります。
一方、ファミレスやカフェチェーン、コンビニコーヒーは
ほぼ完全にスティックシュガー&ガムシロップが主流。
🎯 まとめ
- スティックシュガーが日本で普及したのは1970年代後半〜80年代
- 衛生面・管理のしやすさから角砂糖は徐々に姿を消した
- 今も純喫茶やホテルでは角砂糖が生き続けている
✅ スティックシュガーは便利だけど、 たまにはトングで角砂糖を落とす“あの所作”を楽しんでみたくなりませんか?
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