コーヒー・カンタータとは?バッハが描いた“コーヒー中毒娘”の物語

コーヒーカンタータ コーヒー

珈琲豆やティアレ~手しごとのあるお店~と申します。気軽に「ティアレ」とお呼びください。
自家焙煎したコーヒー豆を中心に、ドリップバック等を販売しています。
ブレンドや、シングルオリジンのコーヒーなど、焙煎器「珈悦」で焙煎したコーヒー豆を販売しています。
また、アートフラワーを中心としたハンドメイドもやってます。
珈琲豆やティアレ~手しごとのあるお店~

🎼 コーヒー・カンタータの基本情報

「コーヒー・カンタータ(Schweigt stille, plaudert nicht)」は、
**ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J.S. Bach)が1732〜1735年頃に作曲した世俗カンタータ(BWV211)**です。

舞台はドイツ・ライプツィヒのツィンマーマンのコーヒーハウス
当時広まり始めたコーヒー文化を背景に、
**「コーヒーが好きすぎる娘と、それをやめさせたい父親」**の物語がコミカルに描かれています。


☕ あらすじ

登場人物は3人。

  • ナレーター(テノール)
  • 父 シュレンドリアン(バリトン)
  • 娘 リーズヒェン(ソプラノ)

物語はこんな流れです。

  1. 父は、娘リーズヒェンのコーヒー依存に手を焼いています。
    「コーヒーをやめないなら外出禁止だ!」と叱ります。
  2. しかし娘は**「コーヒーなしじゃ生きていけない!」**と歌い返します。
  3. 父は最後の手段として**「結婚させないぞ!」**と脅します。
  4. 娘は「じゃあ、やめるわ」と表面上は折れますが、
    **「でもお婿さんには、必ずコーヒーを飲ませてくれるって誓わせるの」**と企みます。
  5. 最後はみんなで**「コーヒーなしでは誰も生きられない!」**と歌ってフィナーレ。

🎻 音楽の魅力

  • 軽やかなフルートと弦楽器のアンサンブルが心地よい
  • コミカルなやりとりをレチタティーヴォ(語り風の歌)で表現
  • ソプラノのアリア
    「Ei! wie schmeckt der Coffee süße(ああ!コーヒーはなんて甘美なの!)」
    は特に有名で、コーヒー愛を可愛らしく歌い上げています。

☕ バッハとコーヒー文化

18世紀のヨーロッパでは、コーヒーが「新しい嗜好品」として流行していましたが、
当時は「体に悪い」「若い女性が飲むと良くない」などの批判もありました。

バッハはそんな世間の声を、
音楽で軽やかに風刺したのがこの作品。
現代では「バッハはコーヒー好きだった」と語られる理由の一つです。


📍 コーヒーブロガー視点の楽しみ方

  • 歌詞を知って聴くと笑いながら楽しめる!
  • コーヒーショップのBGMに使えば、ちょっとした話題作りに
  • コーヒーイベントで紹介すると、歴史と文化を一緒に味わえる

🎬 聴いてみよう!

YouTubeで
「Bach Coffee Cantata」 または 「バッハ コーヒーカンタータ」
と検索すると、字幕付きの演奏が見つかります。


✅ まとめ

  • コーヒー・カンタータは、18世紀に広まったコーヒー文化を背景にしたバッハの世俗カンタータ
  • コーヒーをやめさせたい父と、やめられない娘の掛け合いがユーモラス
  • コーヒーショップのBGMやイベントの小ネタとしてもおすすめ
プロフィール
この記事を書いた人
ありさんと ありんこ

コーヒー大好きなありさんとありんこが
コーヒーと自家焙煎珈琲の魅力をゆるーく紹介します。
たまにコーヒー店めぐりをしたり。
手しごとは
ありんこがアートフラワーの魅力を
ありさんがクラフトバンドの魅力を
それぞれ紹介する
そんなブログです。

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