以前に白詰草の花びらの秘密、硬化剤についてはそれぞれの記事にしました。
よろしければそちらからまずご覧ください。
特に硬化剤の記事は多くの方が関心を持っていることに驚きました。
今回は硬化剤のタイミングの中でも特に「これはしておくべき」と思う白詰草の花弁についてお話したいと思います。
全国の有名胡蝶蘭が全てある 胡蝶蘭専門店ギフトフラワー【硬化剤とは】
ここで以前の記事を読んでいない方むけに復習です。
アートフラワーは布で作る花です。
飾るという用途から様々な外気の影響を受けます。。
湿気、温度、衝撃などなど。
特に湿気による影響が大きくて、しっかりとコテを当てていても取れてしまうことが多々ありますね。
ある程度の緩やかな取れ方は、それはそれで味があると思います。
しかし丸みのあるものが平らにすぐになってしまったのでは楽しむヒマもありません。
そうならないように、アートフラワーの製作の仕上げに使われるのが硬化剤です。
私の使っているのは「ネオ・ルシール」という松村工芸株式会社さんから販売されているものです。
こちらはスプレータイプになっているのですが、硬化剤というだけあって「のり」が出てきます。
カチコチになるほどでもないのですが、手指に触れると落とすのはお湯と石鹸が必要でした。
なので、ビニール手袋などをすることと下に新聞紙などを敷くことをお勧めします。
【白詰草に必要な理由】
白詰草は細かい作業が多い花です。
細かいということはそれだけ多く指先で触るということになります。
そうなるとコテが取れやすいというのは誰でも想像がつくと思います。
あとは作業効率をアップさせるためにも必要です。
柔らかい布はそれはそれで優しいシルエットをもっていますが、この花に関しては巻いて止めるという工程を繰り返すので固いぐらいの方が断然やりやすいです。
【葉っぱはこのタイミング】
葉っぱはコテで葉脈をつけたあとでアクリル絵の具で模様をつけます。
模様をつけるにあたって面相筆を使うのですが、細いだけあって扱いが難しいです。
硬化剤を先につけてしまうと筆の滑りが悪くなってしまいます。
そうなると「これだ」と思う繊細な模様が描けませんよね。
なので葉っぱは模様を描いた後に硬化剤をふりましょう。
【花弁はこのタイミング】
このようにコテを当てた時ですね。
何故このタイミング?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしこのあと花弁を1枚1枚こよりの要領で巻いていったり茎布を巻いたり組み上げたりで、何回も花弁に手指が触れます。
その度に体温や湿気で丸みが少しずつ取れてしまいますね。
そうなるとこの細い花弁を巻くのがますます大変になるのです。
特に作り慣れていない方は難しいですね。
ですので、クルクル巻く前に1度硬化剤をかけてから作業していったほうがよいのです。
もちろん組み上がってからも仕上げに正面、裏からもかけます。
こうするとかなりコテの持ちが良くなりますよ。
【まとめ】
白詰草の硬化剤の使うタイミングはおわかりいただけたでしょうか?
花弁は2回、葉っぱは模様を描いた後でとおぼえておきましょうね。
あと、上記にも書きましたが手袋は必ずしてから使用しましょう。
爪についたら本当に落とすの大変です。
手袋が用意できない時はピンセットでつまんで1枚1枚スプレーをするのもいいと思います。
あと冬の寒い時はつらいですが、火気厳禁なのでストーブの前で使うのはやめましょうね。
こんなタイミングで使っているよ~というご意見等あればぜひぜひコメントくださいね。
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