アイスコーヒーの淹れ方には色々ありますが、そのうち、これはという淹れ方を4つご紹介したいと思いますが、その前にコーヒーの抽出のおさらいをしておきます。
低温でコーヒーを淹れること
まず最初に知っておきたいこととして、コーヒーは、約90℃のお湯で抽出します。
コーヒーの味を決める要因として、温度、粉の細かさ、水分と粉の接触時間があります。
そのほかにもありますが、今回のアイスコーヒーを淹れるといったことによる条件は主にこの3つになると思います。
温度について
コーヒーを淹れる適正な温度は、約90℃だと言いました。
そうすれば、その他の温度ならダメかというとそうではありません。
温度が低くなれば、それだけ粉からコーヒー成分が移る割合が減りますし、温度が高くなればコーヒー成分がより濃く移ってしまいます。
なので、低温でアイスコーヒーを作ろうとなると、粉と接触する時間を増やさないといけないのです。
粉の細かさについて
次に粉の細かさですが、細かいほど水分と接する面積が増えますので、コーヒーの成分が移る割合が増えます。
逆に粗くなればそれだけ水分とコーヒーの接触する面積が減りますので、コーヒー成分が移る割合が減ってしまいます。
それなら細かいほどいいのか、というとそうも言えないところがあり、細かいほど水分が透過しにくくなり、コーヒー粉を通過することなくサーバーに落ちてしまい、コーヒー成分が十分に映らないままとなってしまいます。
結果、薄いコーヒーとなってしまいます。
粉と水分の接触時間について
粉の細かさのところで書いたことに付け加える形になりますが、粉と水分が接触する時間がじっくり長いほどコーヒー成分が水分に移り、コーヒーが濃くなっていきます。
粉が粗い→水分の透過が早く、コーヒー成分が移りにくい
粉が細かい→水分がじっくりと透過し、コーヒー成分が良く水分に移る。しかし、細かいほど透過しにくくなり、コーヒーの層を通過しなくなる。
といった現象が起きます。
お湯でコーヒーを淹れること
以上のことを考えると、お湯(約90℃)で、中挽きあたりの粉でコーヒーを淹れることは、理にかなっていることがわかります。
細かい調整はあると思いますが、コーヒーを淹れることというのはこういったことなのです。
次回、アイスコーヒーを淹れる手段4つご紹介
これらのことを考えた上で、アイスコーヒーを淹れる手段として、4つの方法をご紹介します。
1 水で淹れる方法
2 パックごと浸けこむ方法(水出しコーヒー)
3 お湯で淹れ、氷で直接淹れる方法
4 お湯で淹れ、サーバーごと冷やす方法
これらの方法について次回のブログでご紹介していきます。
2のパックごと、については、以前水出しコーヒー「ひやっこ」のところで淹れ方をご紹介しています。
コチラをご覧ください👇
水出しコーヒーの美味しい作り方 Coldbrew 「ひやっこ」
本日のまとめ
本日のブログは、コーヒー抽出のおさらいを兼ねてご紹介させていただきました。
次回は、実際にアイスコーヒーの淹れ方をご紹介していきます。
段々と暑くなってきましたので、美味しいアイスコーヒーが飲みたいですね!
関西では、昔、アイスコーヒーのことを「レイコー」と言っていたようです。
今も言う人いるかな?
「レイコー一つ」
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