アートフラワー染料【Sirius染料】使い方レポート

アートフラワー染料の使い方レポート アートフラワー

アートフラワーに欠かせない染料についてご紹介します。

自家焙煎珈琲と手しごとの小さなお店ティアレと申します。気軽に「ティアレ」とお呼びください。
自家焙煎したコーヒー豆を中心に、ドリップバック等を販売しています。
ブレンドや、シングルオリジンのコーヒーなど、焙煎器「珈悦」で焙煎したコーヒー豆を販売しています。
また、アートフラワーを中心としたハンドメイドもやってます。
自家焙煎珈琲と手しごとの小さなお店ティアレ

シリアス染料とは

シリアス染料

コテアートクロスののように染料も専用のものがあります。

ありんこが使っているアートフラワーの染料は「シリアス染料」というものです。

上の写真のセットはサンセイさんから販売されています。

15色セットで、基本的な色が10g入りでそろっています。

イエロー5G     イエローGRLL     オレンジGG

ピンクBB      スカーレットB     レッド3B

RバイオレットRLL  ローダミン      バイオレットBB

ターキスブルー    ブルーFBGL     グリーンB

ブラウンBRS     グレーGG      ブラックL

これらの色以外でオススメカラーはオリーブとブロンです。

この2色はくすんだ葉っぱの表現に欠かせません。

染料は大きなパックもありますが、私は10グラム入りで十分長く使えると思います。

保管場所の問題もありますし、かなり薄めて使うので、絵を描く絵具やポスターカラーのように量は必要ありません。

染料で有名なものとして他にはミユキカラー、ローパスというものもありますが使ったことがないので、そちらの使い心地レポートはできません。

シリアス染料はこのように中蓋が付いていて粉末状になって容器に入っています。

開けた状態

たまにこのようなダマになったものもあります。

開けた時はかなりギョッとしますが、使用するのに問題はありません。

ただ、微妙な量加減が難しくなるので、使う前に爪楊枝でつぶすことをお勧めします。

ダマの状態

この開けたり閉めたりの作業で気をつけなければならないのが、粒子が軽いので飛び散ることです!

染める布を近くに置くのは厳禁です。

必ず違う場所や、下に白い紙やティッシュを敷いて粉が落ちていないか確認できる状態で扱うことをお勧めします。

この写真もティッシュを敷いています。

あと、中蓋は写真のように凸を上に向けて外蓋の中に置くようにしましょう。

粉がかなりくっついているので飛び散るのを防ぐためです。

染料に必要な道具

染色に使う道具はこちら。

染料道具

①水のボウル

②染色ボウル

③筆

④ピンセット

⑤計量スプーン

⑥タオル

⑦新聞紙と裏の白い広告

粉末状なので溶かすのですが、このときにお湯を使ってまずきれいに溶かしてから水を足すようにします。

私がしやすいのは20ccの水分のうち、10ccはお湯で10ccは水というやりかたです。

すべてお湯で溶かしてしまうと、熱の影響で布の伸縮が変わってきますし、冷めるまで待つ時間がもったいないですね。

なるべく影響が少ない状態で染色したいです。

使い方

染料はまず水20ccに対して色1ccを溶かして基本色を作製し、同じように作った他の色と配合したり、水を足して色を薄めます。

1ccが量れない場合は爪楊枝のうしろの太い側に山盛り2杯くらいが目安です。

白の染料がないので、絵の具と違って水を足して濃淡の調整をします。

生地を水のボウルの中で湿らせて新聞紙の上に裏側が上になるように置きタオルで軽くおさえます。

今回は1枚の布ですが、重ねて染める場合は必ず布と布の間の空気を抜きましょう。

染色は染料を含ませた筆で裏から色をいれていきます。

表からより断然ぼかしがスムーズに行えますが、毛足の長い生地の場合は指でトントン押し込まないと抜けているところができるので注意が必要です。

染色は新聞紙の上で作業をして、白い広告の上で乾かします。

この時に返しといって、ピンセットで場所を移動させながら紙に吸わせて乾かすと色溜まりがなくキレイに仕上がります。

↓基本色がこれです

基本色

↓これは基本色に水を20cc足したもの。

20足す

↓さらに20cc足したもの。

さらに20足す

この3つはいわゆるベタ染めといわれる染め方になります。

パーツの中で濃淡をつけないので筆で一気に色を入れます。

しかし実際の花づくりはベタ染めはあまりすることはありません。

同じ色味で濃淡をつけたり、差し色をしていくのでかなりアートクロスはベタベタ状態になります。

なので返し作業をしたりして染色した作品がキレイに仕上がるようひと手間もふた手間もかけるのです。

上の画像のサテンの布が凸凹しているのは撮影の為ドライヤーで乾かして熱が伝わりすぎたためです。

染色の後は裏の白い広告かカレンダーの裏に広げて表→裏→表とひっくり返しながら水分を素早く吸わせて乾かすと丸まりにくくムラもできにくいです。

サテンの中でも特にニューサテンは表側にクルクル巻きやすい性質があります。

ですので乾かす時に表側を下に向けて紙に貼り付けるように指でトントン叩いてから乾かすと丸まりにくいです。

丸まると何が不都合か?

ワイヤー貼りやコテあてが非常にしにくいのです!

まとめ

今日は染料と基本色について語りました。

自分だけの色や濃淡を表現できるという楽しみがありながら、それが一番難しくもあり、挑戦しがいのあるところです。

アートフラワーの染色は本来、混色をすることで無限に広がるものです。

混色をしたカラーチャートについてはまた後日説明しますのでお楽しみに〜。

こんな染料使ってるよなどなどコメントいただければ嬉しいです!

材料、資材に関して他にも記事を書いていますのでぜひご覧ください!

アートクロスについて知っておくべき4つの特徴

ペップについて知っておくべき4つの特徴

今後、資材の仕入先やお得情報なんかもお伝えできたらな、と思っています。

プロフィール
この記事を書いた人
ありさんと ありんこ

コーヒー大好きなありさんとありんこが
コーヒーと自家焙煎珈琲の魅力をゆるーく紹介します。
たまにコーヒー店めぐりをしたり。
手しごとは
ありんこがアートフラワーの魅力を
ありさんがクラフトバンドの魅力を
それぞれ紹介する
そんなブログです。

ティアレをフォローする
アートフラワー染色道具
シェアする
ティアレをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました