はじめに
電動と手動。
動かした方の違いこそあれ、豆の出来はどうなんでしょう?
そんな疑問を持ったことはありませんか?
豆を挽くミルによっては、微粉が発生します。
ドリップのペーパーが詰まってしまったり、ドリップしているときにお湯が綺麗に落ちなかったり。
そんなことになることもあります。
電動と手動の一番の違いは、「手間」です。
当然、電動の方が手間が省け、楽だし、早いです。
しかし、電動は値段が高く、それ相応の物を買おうとすると、びっくりするような値段がします。
手動は、値段は安いですが、時間がかかり、手間もかかります。
今回は、大きく電動と手動に分けて検証してみました。
検証する豆
使う豆は、コロンビア ポパヤンSUP 中煎り シティーロースト10gです。
コロンビアの豆は、比較的堅めです。シティーローストと少々焙煎を深めにしているので、その分は柔らかくなっているかもしれません。
電動ミル
使用する電動ミルは、ボンマック コーヒーミル レッド BM-250Nです。
値段の割にコーヒー豆を挽く能力が高く、豆を早く挽くことができます。
使い勝手の良いミルです。買ってよかったと思える一品ですね。
これで挽いた豆が↓です。
時間にして「数秒」といったところです。
ミルの設定ミスで、粒子が細かくなってしまいました。
しかし、比較的均一にあまり微粉もなく挽くことができていると思います。
一度に200gくらい挽くこともできますし、微粉も発生しにくいですね。
ただ、電動すべてにいえることかもしれませんが、静電気の発生がすごく、あちらこちらに飛び散ってしまいます。
次は手動です。
手動ミル
カリタ Kalita コーヒーミル 鋳物 手挽き 手動 ダイヤミル レッドです。
かなり重量感がありますので、ミルを置いてハンドルを回します。
良いミルです。こちらも買って後悔のない、素晴らしい一品です。
いざというときに頼りになるミルですね。
同じく10g時間にして「約1分」です。
粒子の大きさはこちらの方が大きくなってしまいました。
粒の大きさは揃っていて、ほぼ均一に挽くことが出来ました。
しかし、わずかながら微粉も見られます。
手動ミルの欠点は、とにかく時間がかかることです。
たった10gの豆を挽くのに1分程度かかります。
結論
電動ミルと手動ミルを比較してみると、
- 豆の挽き具合は同じ程度
- 微粉の発生も両方ともほとんどなし
- 電動ミルは、時間にして数秒(10g)
- 手動ミルは、時間にして約1分(10g)
- 電動ミルは、静電気が多く発生し、コーヒー粉が飛び散っている。
- 手動ミルは、コーヒー粉が飛び散りにくい
このように、じっくり比べてみると、コーヒー粉のできにはあまり大差がないようにも感じます。
違いは、時間と粉の飛び散り。「手間」ですね。
電動は早くて使い勝手がいいのですが、色々手間がかかるのに対し、手動ミルは、時間はかかりますが、手間がかかりにくいってことですね。
毎朝となれば電動は便利ですが、豆を挽く時間に余裕があればゆったりとした気持ちと時間を過ごせます。
ライフスタイルの中で使い分けていくのが一番だと思いますね。
さいごに
ミルについては、どうしても微粉が発生してしまう傾向にあるので、茶こしなどで微粉を取り除く。
その後で、コーヒーを淹れる。
といったことをするとよい。とよく言われています。
ですが、私自身はそのようなことはしたことがありません。
した方がよいのかもしれませんが、しなくてもいいように思います。
コーヒーは嗜好品です。
自分自身が楽しく、心安らぐ一つの飲み物としてとらえたらよいのではないでしょうか。
コーヒーを飲む器。陶器と磁器について解説しています。ご覧ください
どっちの飲みまショー【陶器】対【磁器】コーヒーカップを考えよう
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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