コーヒーの販売をしてみたいと思っている方はぜひ一度お読みください!
コーヒーをどういう形でお客様に提供するのかで必要な届出は変わります。
今回はネットショップでの販売のためにどんな事をしないといけないのか、私が実際にどのように手続きをしたのかを解説します。
なお、長くなりますのでいくつかに分類して記事を書きます。
今回は申請までの流れになります。
【届出が必要な営業種別】
いろんなサイトを見ましたが、自治体によって届出の方法や添付書類が違うので、私は保健所の衛生課を訪ねてみました。
その時に窓口で頂いたのがコチラです。
このように営業の届出には3つのパターンがあります。
いちばん楽なのは「届出対象外営業」という、食品の輸入、貯蔵または運搬のみの営業、常温でも長期保存しても腐敗、変敗その他品質の劣化による食品衛生上の危害の発生のおそれがない包装食品の販売などです。
左側のピンクの欄に書かれてある32業種はすべて「許可営業」となり、検査や届出が個別に定められています。
では私のしたいコーヒー豆の焙煎販売は?というと、消去法でこの2つ以外の業種になるので「届出営業」となり、管轄の保健所に営業届出をする必要があります。
届出対象の食品がわからない場合は厚生労働省のホームページに省令第66条の10に定める食品が掲載されているので見てみてください。
【自宅でするには】
では届出についてわかったところで、自宅を使っていいのかな?と思う方が多いのではないでしょうか?
私もどこかテナントを借りてすると家賃が…と心配しました。
どのように規定されているのか解説します。
「届出対象外営業」についてはそもそも対象外なので説明を省かせていただきます。
「許可営業」は32業種すべてに共通の基準と、業種ごとに定められた特定の基準の両方を満たしている施設であることが必要となります。
詳しくは厚生労働省の営業許可の施設基準に関する資料をご覧ください。
一般家庭の台所シンクではまず基準を満たすことは無理です。
今から新築するなどという特殊な状態でもない限りはリフォーム等が必須です。
業種によっても異なりますので、各自治体にもよくよく確認したうえでのリフォーム等が必要です。
では私のしようとしている「届出営業」はどうかといいますと、そういった基準はありません。
しかし図面の提出は求められました。
図面といっても作業する場所の大まかな図でいいですよーと言われたました。
いちおう焙煎機を置く場所とシンク、作業するスペースをかきました。
この後現地調査もあり、各自治体の独自の要件もあるようです。
ですので、迷ったならばまず各自治体の担当部署にどういった状態ならばよいのか質問されるとよいと思います。
実際に私も自宅の台所の状態を電話で伝え、確認しました。
【オンラインでの届出の申請方法】
私はオンラインでの申請にしましたので、その方法を簡単にご紹介します。
申請作業の前に準備しておくものとして
・屋号か名称
・メールアドレス
・営業所の住所(自宅の場合は自宅の住所)
①では厚生労働省のホームページから「食品衛生等システム」にアクセスします。
②アカウントを登録します。
③食品等事業者基本情報登録をします。
(このとき個人か法人か選ぶようになっていますが私は個人にしています)
④OKをおすとメールにリンクが届くので、リンクにアクセスします。
⑤アカウント有効化ボタンを押すと、右上に自分のアカウント画面に入れます。
⑥営業の届出を選んで内容を確認した後で新規届出ボタンをクリックします。
⑦さらに内容を確認、入力すると、「主として取り扱う食品」と出てくるので選択をクリック、名称はコーヒー豆と入力します。
⑧選択肢がでたら「ばいせんコー…」何故か中途半端なんですよ(笑)を選択しましょう。
⑨食品衛生責任者の資格をすでに持っていれば入力します。まだない方でも1年以内に講習を受講し、資格取得予定の方は名前を入力してください。ちなみに私は申請した日にちょうど取得したばかりでした。
⑩確認をクリックし、内容に間違いがなければ登録をクリックしましょう。
⑪整理番号という画面になるので、いちおう紙に書いて控えておきました。
これで申請完了です!
【まとめ】
いかがでしょうか?
オンラインでの申請しかしていないので、窓口ではどのような書式なのか不明です。
各自治体の担当部署に連絡する、もしくはホームページを確認されるとよいと思います。
申請後は内容を確認した後に各自治体から不備があれば連絡が来ます。
私は食品衛生責任者という資格が既にあったのでその証書をメールで送るように言われました。
その後、現地調査の日程調整、現地調査と進みます。
このことについては
・別の記事で初心者でもわかる食品営業届出制度〜現地調査編〜
としてまとめますのでお楽しみに。
についての記事もあげますのでぜひご覧ください!
また、コーヒーについての知識を深めるための
についての記事もありますので、興味のある方はどうぞ。
オンラインで10分くらいで終わるので、迷っている方はまず申請するところから始めてみましょう
コメントなどありましたらおねがいします。
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