【白詰草とは】
春の公園の片隅によく見かける白詰草。
ありんこは子供の頃から大好きです!
白詰草の花言葉は約束・幸運・私を見てだそうです。
たしかに四つ葉のクローバーを幸運のシンボルに持っていたりしますよね。
布でこの可愛らしさを表現してみたいと思ったらどうすればいいか?
公園から一本抜いてきて、家でじっくりと観察と解体をしたり、本を参考にしたりしてできたのがこの形です。
イベントに参加して一番聞かれるのがこの花びらに関することです。
「どうなってるの?」
「何枚くらいあるの?」
そんな質問に答えるべく今日は拡大図で解説してみました。
【花びらの丸め方】
紙を使って拡大して説明しますね~。
①花びら一枚はこのように20か所の切れ込みが入っています。
この図では開けていませんが、中央に目打ちでワイヤーを通す用の穴を開けます。
この作業はコテを当てる前、つまり切込みを入れる段階ですることをおすすめします。
②花びらの中心にコテあてします。(私はヘリ返しコテか一筋コテ極小を使います)
このコテは丸めている間に取れてしまいそうになります。
しかし入れているのと入れていないのとでは、作業効率が全く違います。
仕上がりもふんわりとなりますので、とっても大変ですが必ず入れましょう。
③赤いシール部分にボンドをほんの一滴付けます。
爪楊枝か竹串を使って付けます。
1度に全部を付けるのではなく、慣れないうちは1枚ずつ付ける→丸めるを繰り返したほうが、手にボンドが付かなくてやりやすいと思います。
慣れてきても4〜5枚程度にしましょう。
④花びらを一回転ひねります。20か所すべて同じようにします。
これだけでも結構気の遠くなる作業のように思えるかもしれません。
‥が、同じものを7枚作ります!
7枚を丸く重ねるときれいな円形になります。
つまり、花びらを140回ひねって一輪の白詰草が作られていたのです!!
【試してみた】
花びらを丸めるというのが延々と続く白詰草作り。
子供の頃に七夕飾りのためにコヨリを作った経験のある方は、案外簡単にできるかもしれませんね。
みなさん、これを聞くと一様に驚かれます。
手間ひまかけて作るからこそ、作品に愛情がわきますね(*^^*)
ちなみに枚数をもっと増やしたらどうなるか?
まず、切込みはこれ以上増やすと、細すぎて切っている時に隣まで切り落としそうになりました。
22か所まではしてみたのですが、仕上がりは18〜20か所の切込みが一番美しく感じました。
もうひとつの重ねる枚数ですが、花そのものを大きくするのならば7枚以上無いと丸くなりませんでした。
それこそ12枚くらい重ねましたよ。
しかし白詰草ってあんまり大きすぎると可愛らしさがでないというか‥
この花びらの大きさなら7枚が丸みがほどよく出る枚数でした。
【ガラスドーム白詰草】とは
花弁の秘密がわかったところで、実践編です。
ガラスドームの白詰草は一年中枯れずに花も四つ葉も楽しめるアイテムです。
ガラスドームに入れることで、可愛らしさが増しますね。
よく本物?と言われるくらいリアルな雰囲気に仕上げています。
今回は遊びごころあふれる&レインボーカラーと四つ葉のWでいいことあったらいいなの「七色の白詰草」の作り方を簡単に紹介します!
【作り方】
①用意するのはガラスドーム、花弁、葉っぱ(二枚重ねで染色しています)、茎布、ワイヤーです。
②葉っぱはワイヤーを挟んで貼り合わせてから、コテで葉脈をつけます。
コテがわかりにくいですが、真ん中に当てた後で左右に3本、裏からその間に3本筋をつけます。
裏からもコテを当てることで立体感がでます。
③アクリル絵の具と面相筆で葉っぱに模様をつけます。
筆が難しいようであれば、ミルキーペンでも代用できます。
ただし布に染み込んで薄くなるので、2.3回なぞる必要がありますよ。
④花弁は詳しくは別記事を参考にしてください。
切込みをいれた所にコテを一本ずつ外側から中心に向かっていれます。
⑤花弁をこよりのように巻きボンドでとめます。上の記事を参考にしてください。
⑥葉っぱは三つ葉と四つ葉に分けて茎布を巻きます。
⑦花弁は中心に先を丸めたワイヤーを通して、丸みを付けるように貼っていきます。
バランスを見ながらボンドを付ける場所を調整してください。
なるべく中心から1センチくらいまでに抑えたほうがふんわりと仕上がります。
⑧茎布を三つ葉や四つ葉を巻き込みながら巻いたら完成!
花弁のクルクルこよりのように巻く作業がとても細かくて大変ですが、完成したときの喜びもひとしおです。
ちょこんと飾ってあげてくださいね。
写真ではわかりにくいですが、花も葉っぱもやや前に傾けてさしたほうが花の正面がよく見えてキレイです。
あなた=太陽にむかってお花って咲きますからね。
【まとめ】
ガラスドームシリーズは他にも作り方の解説を順次していきたいと思います。
ガラスドームの強みは実は湿気の影響を受けにくいところなんですよ。
あとはなにかに当たっても型崩れしません。
ただし、ガラスが割れないように注意はしてくださいね。
こんなふうにしたらいいかもというご意見がありましたらコメントいただけると嬉しいです。
他の花の作り方も順次公開していく予定ですのでお楽しみに。
ありんこの花づくりは続きます‥
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