アートフラワーの揃えておきたいコテ先5選

アートフラワーのコテって? 道具

【①アートフラワーのコテとは】

アートフラワーを作るのに欠かせない道具として「コテ」があります。

本体に「コテ先」を差し込んで、電気の熱で布にくせをつけるという働きをします。

完成した時の雰囲気を左右する大切な道具です。

熱のちからということで、布が焦げたり手指を火傷したりというトラブルも当然発生します。

実際に私も何度か火傷や、布を焦がした経験があります。

取り扱いも含めて、コテとはどういったものかをご紹介します!

【②アートフラワーのコテ先】

コテ先の種類

アートフラワーのコテは写真のようなコテ先と呼ばれる部品を本体に取り付けて使います。

それぞれの種類と用途を解説しますね。

①球→通称丸ゴテと呼ばれるもので、主に花弁に使用します。

大きくなるほどゆるやかなカーブをえがきます。

「◯分」という数え方で1つ数字が上がるごとに3ミリ大きくなります。

写真だと左から10分(30ミリ)、8分(24ミリ)、7分(21ミリ)、5分(15ミリ)、3分(9ミリ)になります。

②筋→葉脈をいれます。

ヘラのような形なのでかなりしっかりと筋目をつけたい時に力を入れて使います。

全体を押し込むというよりは先端部分に力を入れて滑らせるようにつかいます。 

毛足の長い素材にも対応できるように刃が細くなっています。

③菊→葉脈や花弁に使用します。

筋が入っているのでこちらを思わず筋コテと呼んでしまいそうになりますね。

筋コテよりも筋目は薄いかわりに丸みもつきます。

1度に何筋も入るので便利。

花弁のシワをつけるときに使う方法もあります。

写真手前から新極細1筋コテ、1筋コテ、2筋コテ、3筋コテ←みすじと呼ばれます。

④弁→花弁の膨らみに使用します。

菊コテの筋がないバージョンですね。

筋を入れずに小さめの膨らみやへこみがほしい時に使います。

筋コテで葉脈をいれた間を弁コテで膨らませると、葉っぱに表情がでます。

花弁の縁にたがいちがいに入れると凸凹したニュアンスがでます。

⑤すずらん→その名の通りすずらん作りに欠かせません。

小さな球コテのように見えますが、違いは全体的に丸いところ。

押し込んだり転がしたりと動かしやすく、球コテでは表現できない小さな丸みを出せます。

すずらん以外にもカスミソウや小花の中心の窪みに欠かせない、かなりヘビーユースなコテです。

⑥斜茎→ハンマーのような形ですが、中心に穴が開いています。

バイアス生地を通して細い管を作り、適度な長さに切って使います。

斜茎はワイヤーを通さずに束にして花の下に飾りとしてつけることが多いです。

⑦ワスレナグサ→小さな花弁に一度に凸凹をつけます。

特に10ミリの小花になるとすずらんコテでも使いにくいので、こちらが活躍します。

菊コテの代わりに花弁の凸凹をつけるために縁から滑らせてくせづけをすることもあります。

⑧ヘリ返し→主に薔薇の花弁のヘリを返すために使用します。

ありんこもメーカーさんが出しているすべてを持っているわけではありません。

例えばすずらんゴテももう少し大きいものもありますし、W弁コテといって菊コテと弁コテが一体化した変わり種もあります。

まだまだ新しいタイプのコテは登場しそうですね。

揃えておきたいのは①②③④⑤です。

これがないと始まりません。

【③コテの取り扱い】

これらコテ先を本体にネジでとめるのてすが、高温になるため必ずコテ置きを使います

コテ置き

私は普段上の大きい方を使います。

下は購入したときについてくるものになります。

コテ置きも当然熱が伝わります。

私は新聞紙の上にコテ置きを置くようにしています。

コテは自動で温度調節をしてくれる機能はありませんので一度熱くなりすぎると、スイッチを切って冷まします。

定期的にスイッチで温度を調節するか、濡れタオルを近くにおいて、コテ先を湿らせて少し温度を下げる方法もあります。

コテを置くときは必ずコードなどが絡んでないか、確実に置けているか確認しましょう。

私は置いたつもりが転がってしまって、コテ当てスタンバイしていた布を焦がしてしまいました。

コテ先の付け方にも注意が必要です。

右利きの方は右側にネジがくるように持ちましょう。

手の側面に当たるんじゃないか?というご意見もあるとは思いますが、左側にネジがあると布を押さえている左手の指を火傷してしまいます。

コテ当ては一度温めたら一気にしてしまいたいという気持ちはわかりますが、クールタイム(コテを冷やす時間)を取って少しずつするようにしましょう。

【④まとめ】

コテ先の種類と大まかな用途は書きました。

こだわらずに自由な発想でコテあてすることも大切だと思います。

薔薇ヘリ返しも、ヘリ返しコテではなく1筋コテ極小でキッチリ当てると、それはそれで高貴な雰囲気がでます。

葉っぱも筋コテにこだわる必要はありません。

葉脈は花図鑑や実物を参考にしますが、筋コテを隙間なくいれてみるのも、味わいある仕上がりになります。

楽しみながら世界にひとつだけの花を創り出すことができるのが布花の魅力ですね。

こんなコテ先があるよーというご意見があればぜひコメントやお問い合わせをいただけると嬉しいです。

プロフィール
この記事を書いた人
ありさんと ありんこ

コーヒー大好きなありさんとありんこが
コーヒーと自家焙煎珈琲の魅力をゆるーく紹介します。
たまにコーヒー店めぐりをしたり。
手しごとは
ありんこがアートフラワーの魅力を
ありさんがクラフトバンドの魅力を
それぞれ紹介する
そんなブログです。

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